将棋ウォーズの新アバターに『さんさん桜』のキャラがサプライズ登場!
みんな大好き将棋ウォーズ。このアプリの特徴のひとつが多彩なアバターですが、本日から意外なキャラクターが登場しました。
【大会お知らせ】第8回将棋ウォーズ名人戦が開幕!
— 将棋ウォーズ公式 (@warsminamin) 2019年3月28日
今回の棋士アバターはA級昇級の木村九段・棋界復帰の矢内理絵子女流五段!
さらに勝数報酬ではさんさん桜「くらの」先生の「ヒメ」アバターをプレゼント🌸
皆様のご参加をお待ちしています☆彡https://t.co/sgUlSLL62h pic.twitter.com/B98Y2AQyTp
かつて「みなみん」さんとして多くのイラストを手がけ、現在は漫画家として活動する「くらの」さんが、まさかのサプライズ登場! ご自身の作品『さんさん桜』の主人公「ヒメ」です。可愛い女の子だなーと思ったら、ぜひ漫画を購入してみてください(笑)。
【参考記事】将棋ウォーズのイラストを手がけたデザイナー、今は漫画家として活躍中!
そしてTwitter将棋漫画『3三桜』も公開されました。このタイトルは上手いですね。
将棋(についてあれこれ話す)漫画を描きました #3三桜 #さんさん桜 pic.twitter.com/4bBEZyVThm
— くらの🌸 (@kuranonn) 2019年3月28日
「つづくと思う。」とのことなので、ぜひ続けてほしいと思います!
食事をしながら指せる! 将棋レストランがオープン
将棋バー、将棋カフェと紹介してきましたが、今度はなんと将棋レストランがオープンするそうです。
3月27日(水)
— 将棋が楽しめるレストラン 『笹下 ゆう』 (@ShogiYuu) 2019年3月24日
28日(木)
PM18時〜23時
将棋が楽しめるレストラン
『笹下 ゆう』営業 スタートします!!
チャージ500円 将棋をさしながら、お酒お食事を別途注文して、楽しい時間を過ごして下さい。
(続く)
教えてくれる若い先生います。初心者も楽しめます。
— 将棋が楽しめるレストラン 『笹下 ゆう』 (@ShogiYuu) 2019年3月24日
『将棋が楽しめるレストラン 笹下ゆう』
横浜市港南区笹下5-14-6
お問い合わせ
ゆう080-7750-6779
金沢文庫将棋サロン 藤田純一
045-785-9285
横浜・洋光台にある「笹下 ゆう」。従来から営業されていましたが、最近になって将棋レストランとしてリニューアルされたようです。
今週の27日と28日の夜に営業スタートということなので、お近くの方は足を運んでみてはどうでしょうか。それにしても将棋を楽しめる飲食店、増えていますね。
NHK杯テレビ将棋トーナメントの司会に中村桃子女流初段が登場
羽生善治九段の優勝で幕を閉じたNHK杯テレビ将棋トーナメントですが、来期に向けての戦いはすでに始まっています。本日には女流棋士決定戦が放映され、里見香奈女流四冠の出場が決定しました。今週中にはトーナメント表も正式に発表されるでしょう。
そしてもうひとつニュースが舞い込んできました。中村桃子女流初段が、藤田綾女流二段との交代制で司会・聞き手を担当することになったのです。
本日発表がありましたが、来期からNHK杯テレビ将棋トーナメントの司会を務めさせていただきます。
— 中村桃子 (@momo031925) 2019年3月24日
藤田女流と交代での担当です。
宜しくお願い致します😊✨
中村さんは2007年に女流2級デビュー。これまでに女流名人位リーグや女流王位リーグ入りの実績があります。中村亮介六段を実兄に持つ、棋界でもきわめて珍しい兄妹棋士としても知られます。
そして将棋ファンには、将棋番組の安定した聞き手役として屈指の人気があります。Abemaの記事の中で「名聞き手の1人に数えられている」と書かれていますが、私もそう思います。
女流棋士が担う将棋対局番組のMC「聞き手」 中村桃子女流初段「勉強にもなるし、おもしろい仕事」 | AbemaTIMES
今回のNHK杯もファン待望の、そして納得の抜擢というところでしょう。日曜朝のひとときが、さらに楽しくなりそうです。
香川愛生女流三段が監修! 新たな将棋漫画『永世乙女の戦い方』が今春連載開始
ここのところ、非常に多彩な将棋漫画が連載されていますが、またしても新たな作品が登場します。
約一ヶ月後の4月26日(金)から小学館ビッグコミックスペリオールにて、くずしろによる女流棋士を描く新連載が始まります!『永世乙女の戦い方』!監修は香川愛生女流三段です!よろしくお願いします! pic.twitter.com/928P5Hmf6N
— 永世乙女の戦い方 (@eiseiotome) 2019年3月21日
ビッグコミックスペリオールでこの春から新連載される『永世乙女の戦い方』。監修は大のサブカル好きで知られる香川愛生女流三段です。
#ご報告 #拡散希望 小学館ビッグコミックスペリオール新連載「永世乙女の戦い方」にて初のマンガ監修をつとめさせていただきます✨くずしろ先生の描く最高にアツくてかわいい将棋乙女たちの物語です。応援よろしくお願いします!!!! pic.twitter.com/MLRwsFePxU
— 香川愛生❄️Manao Kagawa (@MNO_shogi) 2019年3月22日
何と言ってもタイトルが素晴らしいですね。タイトルを一定の数獲得すると得られる「永世称号」というのがありますが、永世乙女という字面のインパクトは相当のものです。
具体的にどういう設定、ストーリーなのかはまだわかりませんが、非常に楽しみです。
折田翔吾アマ、銀河戦で7連勝! プロ編入試験の条件がもうひとつくらいあってもいいのでは?
【前回の記事】折田翔吾アマ、銀河戦決勝トーナメント進出決定! 瀬川晶司六段以来の快挙
先日19日に放映された第27期銀河戦本戦Aブロック7回戦、窪田義行七段vs折田翔吾アマは、折田アマが勝利しました。
窪田七段は定跡に囚われない力戦派の振り飛車党として知られています。棋譜がアップされていますが、今回の対局も見たことのないような将棋でした。折田アマが徐々に優勢に立ちましたが、窪田七段が頑強な粘りを見せます。そして最後に勝利の女神が微笑んだのは折田さんでした。Yahoo!のトップにも掲載される快挙です。
今やアマチュア将棋界の研究レベル、特にソフトの活用においてはプロと遜色ないどころか上回っている人もいると思うのですが、よもやこれほどとは。とにかく折田さんの次戦に期待が高まります。
さて、当ブログでも何度か紹介していますが、プロ編入試験の受験条件は【現在のプロ公式戦において、最も良いところから見て10勝以上、なおかつ6割5分以上の成績を収めたアマチュア・女流棋士の希望者】となっています。
アマチュア選手は通常、プロのようには定期的に公式戦を戦えません。この条件はつまり、長いスパンがあっても安定して勝っていける実力があるかということが試されていると言えます。
しかしそれにしても、です。プロ相手に7連勝もできる人が、今後もプロとしてやっていけないはずがありません。他の業界であればプロのほうからスカウトがあるはずです。
プロ編入試験の受験条件は、厳しすぎるとまでは思われませんが(三段リーグを勝ち抜くほうがたぶん厳しい)、ちょっと画一的ではないかとも思えます。お隣の囲碁界では「英才特別採用」でプロになった仲邑菫さんが話題になりました。
英才特別採用推薦棋士採用者 | 棋士情報 | 囲碁の日本棋院
囲碁のケースのように英才特別採用までは必要ないでしょうが、プロへの道のパターンをもう少し増やしてもいいのでは? ということです。たとえば今回の折田さんのように「プロ相手に○連勝」で編入試験の受験資格を満たすなど。これなら従来の条件と比較しても易しいとまでは言えません。
他にも「竜王戦6組のランキング戦優勝」など、いろいろ考えられると思います。かつてないほど将棋界に注目が集まっており、プロ志望の人も子供大人問わず増えるでしょう。より多くの門戸を用意するべきではないでしょうか。
【続きの記事】折田翔吾アマ、ついに連勝ストップ。プロ編入試験への展望は
高田馬場に将棋カフェが! ゴールデンウィークにオープン予定
これまで将棋バーについて記事を書いたことがありましたが、近日中に「将棋カフェ」もオープンするという情報が入りました。
はじめまして!2019年5月オープン予定の将棋カフェCOBINです!コビン、と読みます☺️ よろしくお願いいたします✨
— 将棋カフェCOBIN (@shogicobin) 2019年3月15日
まだ中はこんな感じで、4月から工事が始まります!ちなみに、1階です!路面店です!!✨✨ pic.twitter.com/MmVbm6gBRF
— 将棋カフェCOBIN (@shogicobin) 2019年3月15日
東京都の高田馬場に5月オープン予定の「将棋カフェCOBIN」。ティザーサイトも公開されています。玉の斜め上をコビンといいますが、そこから取った店名でしょうか。
私は西武新宿線の沿線に長年住んでいて、今も高田馬場はしょっちゅう利用します。アクセスに関しては相当に便利なので、多くのお客さんがやってきそうですね。
何よりカフェなので、お酒が飲めない女性やお子さんでも大丈夫。今からゴールデンウィークが楽しみです。
小さなカフェのはじめ方: 必ず成功する!お店開業実用BOOK
- 作者: Business Train
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将棋連盟サイトの棋士データベースは日本棋院を見習ってほしいという話
将棋連盟サイトにはいろいろと不満点や要望点があるのですが、私が個人的にすぐ取り組んでほしいと思っていることが、棋士データベースの充実です。最近になって今年度成績や対局結果が掲載されるようになり、これは喜ばしいことです。
しかしそれと同じくらいに必要だと感じているのが、棋士が運営しているブログのURLやSNSのアカウントの紹介です。
今どきは棋士が個人や連名でブログやTwitterを運営していることが珍しくありません。
お隣の囲碁界では、これらの紹介をしっかりとやっているのです。たとえば囲碁AIに詳しい大橋拓文六段だと――
ご覧のようにブログ、ソーシャルメディアという欄があります。「ひろふみのブログ☆」とタイトルまでバッチリなのが素晴らしい。
ぜひ将棋連盟も、日本棋院と同水準の充実度を図ってほしいです。加藤一二三九段のTwitterなどは、今や15万人近くのフォロワーがいます。これらの情報を載せることはきっと有意義のはずですし、また棋士の魅力の発信に繋がるはずです。
どうして二歩はダメなの? 『アホな女子高生が将棋で阿呆な会話をする漫画』で学ぼう
今回もTwitterに投稿されたお気楽将棋漫画のご紹介です。
アホな女子高生が将棋で阿呆な会話をする漫画です pic.twitter.com/QPudApoDV4
— 暖房器具 (@danbooki) 2019年3月13日
暖房器具(@danbooki)さんの『アホな女子高生が将棋で阿呆な会話をする漫画』。
「歩とかザコでしょ? 二歩ありでやっても問題なくね?」
と思いついた女子高生が、実際にそのとおりにやってみるという内容です。将棋がわかる人なら、誰もが一度は考えたことがあるだろうルールですが……結果どうなってしまうかは、ぜひ読んで確かめてみてください。
二歩の反則は、最初から定められていたわけではありません。はっきりとルールで禁止したのは、江戸時代の二世名人・大橋宗古です。
彼は『象戯図式』という書籍の中で、二歩を含めた4つのルールを定めました。
- 千日手の禁止
- 行き場のない駒を打つことの禁止
- 二歩の禁止
- 打ち歩詰めの禁止
これらのルールがあればこそ、将棋は洗練されたゲームになったのです。ちなみに今度私が出版する書籍でも、こういった歴史について取り上げていきますよ~。
桐山清澄九段、連敗を25でストップ! 通算1000勝まであと7勝
昨日の竜王戦5組昇級者決定戦で伊奈祐介六段vs桐山清澄九段の対局が行われ、桐山九段が勝利しました。
以前も桐山九段について記事を書いたことがありましたが、通算1000勝の大記録が迫っています。去年から長い連敗のトンネルに入ってしまい、今期はまだ白星が出ていなかったのですが、その連敗も25でようやくストップです。
桐山九段は残念ながら、今期の順位戦C級2組で2個目の降級点が付きました。もし来期も降級点を取ってしまうと、規定により引退となります。
歴代10人目の特別将棋栄誉賞まで、あと7勝です(NHK杯の予選を勝っていれば、もう何勝か上積みされます)。何としてもこの偉大な記録を達成していただきたいものですね。
ひねり飛車戦法―攻めて攻めて攻めまくれ! (将棋必勝シリーズ)
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森内俊之九段、次戦は藤井聡太七段と対局。ところで最近矢倉ってどうなの?
本日行われた大阪王将杯王将戦の一次予選にて森内俊之九段vs田中寅彦九段の対局が行われ、先手の森内九段が勝利しました。
両者は矢倉を得意とする、居飛車党の本格派。今回の戦型も矢倉でした。といっても双方ががっちり金矢倉に組み合う形ではなく、左の銀も攻めに参加させる、いわゆる急戦矢倉の一種でした。急戦矢倉もずっと以前からある戦法ですが、最近は矢倉というとほとんどこれを指すという印象です。そして将棋連盟ライブのアプリで検索してみたところ、今年の矢倉の中継局は23局でした。現在の一番人気である角換わりと比べると、やはり少ないと言わざるを得ません(しかし横歩取りはそれ以上に減っていて驚きました)。
左美濃急戦の登場以降、矢倉戦法はメジャー戦法の座から外れてしまいました。しかしこんな戦術書も出版されます。
私も度々ネット将棋で矢倉を指します。この戦法が一番人気に返り咲くかどうかはともかく、完全に廃れてしまうようなこともないでしょう。
森内九段は次戦で藤井聡太七段と対局します。はたして次も矢倉戦となるのでしょうか? 楽しみに待ちたいと思います。