折田翔吾アマ、ついに連勝ストップ。プロ編入試験への展望は
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【前回の記事】折田翔吾アマ、銀河戦で7連勝! プロ編入試験の条件がもうひとつくらいあってもいいのでは?
16日に放映された第27期銀河戦本戦Aブロック8回戦、野月浩貴八段vs折田翔吾アマは、野月八段が勝利しました。
アマチュアながら怒濤の快進撃をしていた折田アマでしたが、ついに連勝ストップです。しかし棋譜を見てみると素晴らしい熱戦で、互角の戦いをしていたと言っていいと思います。
これで折田アマは対プロ成績が、もっとも良いところから見て7勝1敗(○○○○○○○●)となっています。
気になるプロ編入試験への道のりですが、受験資格の条件は【もっとも良いところから見て10勝以上、なおかつ6割5分以上】、10勝5敗(0.667)を挙げればいいのです。
まずは出場決定している銀河戦の決勝トーナメントです。ここであと3勝を積み重ねれば……つまりは決勝進出という高すぎる壁なのですが、10勝目を挙げることで規定の成績を満たすことができます。
銀河戦を敗退しても、3勝を挙げるまでに4敗まではしてもいい計算です。他のアマ大会で優秀な成績を収めて、アマチュア枠のある公式戦に出場し、再び勝ち星を重ねる……ここまでの快進撃を見るに、折田さんなら可能性は十分に思えますね。
ちなみにもうひとり、プロ相手に4連勝をしていたGブロックの木村孝太郎アマですが、こちらも決勝トーナメント進出の可能性は残っています。
Gブロックは現在、増田康宏六段が3連勝中です。仮に次戦で増田六段が敗れれば、Gブロックの最多連勝者は木村さんに確定します。増田六段がブロックの最後まで勝ち続けた場合も、最終勝ち残り者と最多連勝者は重複しませんので、木村さんが最多連勝者として決勝トーナメントに出場します。
かつてないほどアマチュアが活躍している現在の将棋界。令和になってからも、彼らがいっそう楽しませてくれそうです。