森内俊之九段、次戦は藤井聡太七段と対局。ところで最近矢倉ってどうなの?
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本日行われた大阪王将杯王将戦の一次予選にて森内俊之九段vs田中寅彦九段の対局が行われ、先手の森内九段が勝利しました。
両者は矢倉を得意とする、居飛車党の本格派。今回の戦型も矢倉でした。といっても双方ががっちり金矢倉に組み合う形ではなく、左の銀も攻めに参加させる、いわゆる急戦矢倉の一種でした。急戦矢倉もずっと以前からある戦法ですが、最近は矢倉というとほとんどこれを指すという印象です。そして将棋連盟ライブのアプリで検索してみたところ、今年の矢倉の中継局は23局でした。現在の一番人気である角換わりと比べると、やはり少ないと言わざるを得ません(しかし横歩取りはそれ以上に減っていて驚きました)。
左美濃急戦の登場以降、矢倉戦法はメジャー戦法の座から外れてしまいました。しかしこんな戦術書も出版されます。
私も度々ネット将棋で矢倉を指します。この戦法が一番人気に返り咲くかどうかはともかく、完全に廃れてしまうようなこともないでしょう。
森内九段は次戦で藤井聡太七段と対局します。はたして次も矢倉戦となるのでしょうか? 楽しみに待ちたいと思います。