Arai Koh's Shogi Life

将棋ライター・アライコウのブログです。将棋について書いていきます。

きっかけはひふみん! 将棋エッセイ『アラサー女が将棋始めてみた』

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 近年は将棋ファンの拡大が著しいですが、それに関するエッセイ等が各所で見られるようになりました。今回ご紹介するのは、出版社KKベストセラーズのnote公式アカウントで連載されている『アラサー女が将棋始めてみた』です。

アラサー女が将棋始めてみた - note

 著者は金澤流都(@kanezya)さん。いったいどういうきっかけで将棋を始めるようになったかというと、ちょっと引用させてもらいましょう。

 その日、いつも通りNHKのクローズアップ現代をぼーっと眺めていると、一人のおじいさんが将棋盤を前にする様子が画面に映っていた。
 そのおじいさんは丸々と太っていて、例えるならNHKのキャラクターのがんこちゃんにそっくりで……ここまでくればもうご理解いただけると思う。加藤一二三先生である。民放でいうところの「ひふみん」である。
 その可愛らしい人物は、将棋盤を挟んだ状態でおもむろにカマンベールチーズを食べ始めた。びっくりした。フリーダムかよと思った。
 これがわたしと将棋の、衝撃的な出会いだった。

 ご存じ加藤一二三九段です。将棋普及に何より貢献するのは棋士のキャラクターであると思っているのですが、その点、加藤九段は棋界でも随一でしょう。きっと同じように将棋に興味を持った人がたくさんいるはずです。

 金澤さんは文筆家を目指しているそうですが、非常に自然体で読み応えのあるエッセイでした。それと本日ライトノベルの新人賞・電撃大賞の一次選考通過者が発表されたのですが、見事突破したようで、おめでとうございます(私も応募してたんですがダメでした・笑)

 このエッセイは現在、第3回まで公開されています。続きが非常に楽しみですね。

加藤一二三の5手詰め (パワーアップシリーズ)

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