週刊少年ジャンプで新しい将棋漫画『ふたりの太星』が連載スタートしたことは、ご存じの方も多いと思います。監修は里見咲紀女流初段です。
週刊少年ジャンプで今日から新連載の「ふたりの太星」の監修をさせて頂くことになりました。
— 里見 (@Satomi32428) 2019年5月20日
今までにない世界観の将棋漫画になっておりますので、是非お手に取ってご覧下さい🌸✨(咲紀)
第1話の評判は、Twitterで観測したかぎりでは上々のようでした。私はもう何年もジャンプを買ってないので確認はしてなかったのですが、このたび第1話が無料公開されたので、さっそく読んでみました。
昼と夜で人格が入れ替わる、二重人格者の天童太星。彼は将棋棋士になるべくプロ試験に臨もうとしていたが――こんなあらすじです。
やはり二重人格者という設定が目を惹きます。プロを目指すというストーリーの将棋漫画は数多く生まれてきましたが、ただそれだけじゃ厳しいというのが私の考えです。
青年誌ならまだしも、少年漫画であれば少年がワクワクさせられるような非現実要素が欲しい。『ヒカルの碁』は平安時代の最強棋士が主人公に取り憑いたという設定が、その後のヒットを約束した要素のひとつだったはずです。
『ふたりの太星』は二重人格者という主人公にすることで、この点をクリアしたと言えると思います。それと絵柄はシャープだし幼馴染の女の子は可愛いし、今時の男の子たちに受けそうです。
これは長期連載、期待できるんじゃないでしょうか。