なぜ? 加藤桃子女流三段のタイトル獲得歴が棋士データベースに未掲載
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奨励会を退会し、今年度から女流棋士に転身した加藤桃子女流三段には、多くの将棋ファンが熱い視線を送っています。
加藤桃子奨励会初段が4月より女流三段に|将棋ニュース|日本将棋連盟
何と言っても奨励会員時代、マイナビ女子オープンと女流王座戦において計8期のタイトル獲得歴があります。最強女流棋士の座に君臨する里見香奈女流四冠の、最有力対抗馬のひとりに間違いありません。
また【女性の奨励会員が奨励会2級以上で退会した場合、退会時の段級位で女流棋士になれる】という規約があります。加藤さんは本来ならば女流初段なのですが、多数のタイトル実績が考慮され、女流三段からのスタートとなりました。
新たな一歩を踏み出した加藤さんですが、記事執筆時点でいささか不可解なことがあります。それは加藤さんの棋士データベースに、これまでのタイトル獲得歴が掲載されていないことです。新年度になってもう数日経つわけですから、忙しくて更新できていないということはないでしょう。
奨励会員時代の記録だからと、今後も載せないつもりなのでしょうか。いやまさか……。
女流棋士は【女流四段以上またはタイトル獲得経験者】に将棋連盟正会員の資格が与えられていますが、加藤さんがどうなっているのか不明です。いきなりの女流三段スタートが異例だったこともあり、将棋連盟は加藤さんの今後の扱いについてまだ議論中なのかもしれません。
ともあれ今後公式で何か発表があれば、この記事に追記したいと思います。
※2019/04/26追記
タイトル獲得歴が記載されていることを確認しました。