藤井聡太七段、朝日杯連覇! 現役最強の渡辺明棋王に競り勝つ
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先ほどまで行われていた第12回朝日杯将棋オープン戦、渡辺明棋王vs藤井聡太七段の決勝戦は、藤井七段が勝利しました。前年度に続いて2連覇を達成です。朝日杯の連覇は羽生善治九段以来の快挙となりました。
藤井聡太七段が朝日杯連覇達成
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) 2019年2月16日
【 #朝日杯将棋オープン戦 決勝】
●渡辺明棋王VS◯藤井聡太七段
藤井七段が渡辺棋王と決勝戦で対局し、128手で渡辺棋王に勝ち、羽生善治九段以来の朝日杯将棋オープン戦連覇を決めました。#ShogiLivehttps://t.co/0mAshs7mc3
戦型は相雁木で、手数にしておよそ80手近く、一進一退の攻防が続いていました。しかしほんのわずかな隙を見逃さず、藤井七段が盤上を制圧していきます。渡辺棋王も懸命に攻め合いましたが、藤井七段の攻めは最後まで止まらず、投了に追い込まれたのです。
2連覇という文句なしの実績を挙げた藤井七段ですが、今回は昨年以上に相手がすごかった。渡辺棋王は現在、棋王戦と王将戦の2つのタイトル戦を同時に戦っています。その両方で、無敗でタイトル獲得に王手をかけています。「鬼の住み処」とも称される順位戦B級1組では、圧倒的な全勝。トッププロばかりが出場する将棋日本シリーズでは優勝。つい最近には今年度最多の15連勝を記録しています。
あまりの勝ちぶりから、渡辺棋王こそが現在の最強棋士という呼び声も高いのです。実際、レーティングという指標(非公式)でも渡辺棋王がトップに立っています。
その渡辺棋王相手に、藤井七段は見事に競り勝ちました。
もちろん将棋は1回だけの勝負で優劣が決まるものではありません。このおふたりは今後も対局を重ねるでしょう。しかし今回の結果は、藤井七段がすでにトッププロの域にあるということを明確に印象づけたと思います。