『将棋指す獣』原作者・左藤真通さんによる観る将漫画
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今年始まった将棋漫画『将棋指す獣』(原作・左藤真通、漫画・市丸いろは)が、大きな好評を博しているようです。今月にはコミック第1巻が発売されます。
原作者の左藤真通さんは、先日も記事にした『将棋マンガナイト』にゲスト出演されます。私も行く予定ですでにチケットを確保したのですが、楽しみです。
さて、左藤さんにとって『将棋指す獣』が初の将棋漫画ではありませんでした。2013年にコミックビームに掲載された『みるせん』という読み切り作品があります。これが現在無料で公開されています。
2013年にコミックビームへ掲載された将棋漫画「みるせん」
— 左藤真通 (@reu_reu_) 2017年7月9日
将棋を観る側のお話です。
当時はまだ「観る将」という呼び方がなかったような。。。。
みるせん|左藤真通|note(ノート) https://t.co/6jmmORxT61 pic.twitter.com/Rd1Jdp5QJ5
いわゆる観る将のことですね。Twitterで日時指定検索をしてみると、この用語が使われはじめたのは2010年頃。本格的に将棋ファンの間に浸透したのは、『みるせん』が掲載された2013年頃という感じです。
将棋は全然指さないけど観戦するのは好きな主人公が、将棋は指してナンボと主張する女の子(別に上手くはない)とのやりとりを描いた短編なのですが、冒頭の主人公の独白が……。
「将棋強くなきゃ 将棋ファンやっちゃいけねーのかよ」
観る将なら一度は抱いたことがある心の叫びでしょう。最近は若手棋士を追っかける女性が増えていますが、そんな人たちに心ない言葉を浴びせるような人もいるようで。
将棋のことはよくわからないけれど、プレイヤーである棋士に関心を抱く。あるいは何となく雰囲気を楽しんでみる……。いずれにしたって将棋界を盛り上げてくれるありがたい人たちに変わりありません。どんな風に楽しもうと自由です。だから胸を張って、堂々と観る将やっていきましょう。