ヒューリック杯棋聖戦の二次予選表が発表。これがなかなか面白い
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本日の王位戦七番勝負最終局で、挑戦者の豊島将之棋聖が菅井竜也王位を破り、奪取に成功しました。これで棋聖と合わせての二冠です。タイトルを2つ奪取となれば、今年度の最優秀棋士賞の有力候補に、早くも名乗り出たことになります。
豊島棋聖が二冠達成!
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) 2018年9月27日
【 #王位戦 最終局】 #菅井竜也 王位VS #豊島将之 棋聖 戦は豊島棋聖が菅井王位を127手で破り、タイトルを獲得しました。この結果、今年7月に獲得した棋聖に続いて二冠となりました。#ShogiLivehttps://t.co/G74utOk2C3
豊島二冠は今後、手にしたタイトルを守るための戦いもしていくことになりますが、ヒューリック杯棋聖戦の二次予選の対戦表が発表されました。
棋聖戦にはひとつ大きな特徴があります。それは五番勝負に出場したことのある棋士は二次予選にシードされるということです。
このシステムにより、他の棋戦の二次予選ではあまり見られない組み合わせが見られることがあります。つまり現在のトッププロや若手俊英と、かつてタイトル争いをした往年のトッププロがぶつかることがあるのです。
たとえば五番勝負に二度出場したことがある加藤一二三九段は、引退直前の2017年初頭、二次予選で飯島栄治七段に完勝し、史上最高齢勝利という栄光を掴みました。また佐藤天彦名人とも激闘を繰り広げ、すべての実力制名人と対局するという記録も作っています。
今回の二次予選、過去に五番勝負に出場したことがある最年長の棋士は桐山清澄九段です。桐山九段は以前も記事に書いたように、現役最高齢で通算1000勝の大記録を間近にしています。この棋聖戦二次予選が、その記録のための足がかりとなるでしょうか。注目して見ていきましょう。