女流棋士になるための規定、LPSAも将棋連盟と歩調を合わせる
スポンサードリンク
新年度になって女流棋士になるための規定が変更されたことは、将棋ファンの間でも大きく話題になりました。
女流棋士規定変更のお知らせ https://t.co/nmyl0KpD38
— 日本将棋連盟 女流棋士会 (@joryukishikai) 2018年4月2日
大きく変わったのは、仮資格であった女流3級が廃止され、今後は女流2級からのスタートになるということです。研修会でC1クラスに上がれば、仮とはいえ女流棋士になれたのですが、これからはB2に上がる必要があります。
少し厳しくなったという声もありますが、どのみちプロとしてやっていくなら、高い実力をつけなければいけないわけです。将来のことを考えれば、プロ入りがC1からでもB2からでも、そこまで大きな違いはないのではと私は思います。正式なプロ入りまでの規定がスッキリした、という見方もできます。
これまで仮資格という身分を設けていた理由はおそらく、女流棋士をもっと増やしたいという考えがあったからでしょう。そのおかげで今、女流棋界はずいぶん華やかになりました。また高浜愛子女流の「勝てば正式なプロに、負ければ引退」という万人の胸を打つエピソードも生まれました。
今日の報知新聞です✨🌟 pic.twitter.com/E3BbPdw8yO
— 高浜愛子 (@aiaiaiko1002) 2016年2月6日
女流棋士はもっと増えていいと思うのですが、プロを目指すならやはり何より高い実力があるべきです。プロのようでプロでない女流3級という身分がその役割を終えるには、ここらへんがいいタイミングだったのではないでしょうか。
さて本題です。もうひとつの女流プロ組織であるLPSAはどうするのだろう? と思っていたのですが、先週に変更されていたようです。
こちらも女流3級という文言は消えています。将棋連盟と歩調を合わせる形での変更ですが、研修期間や入会金は特に定められていないようです。
個人的には、業界活性化のためにもLPSA所属の女流棋士がもっと増えてほしいと思っています。そのためにもLPSAには、魅力的な組織作りをいっそう推進していただきたいところですね。