四段昇段を確定させた谷合廣紀三段、プロ棋士と研究者の両立を目指す!
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すでに報道されていますが、第66回奨励会三段リーグ、ラス前の結果が出ました。
注目すべきは谷合廣紀三段。すでに次点を取ったことがあるのですが、今リーグの3位以内になることが確定し、最低でも次点2つでのフリークラス四段入りが決まりました。
最終的に上位2名に入れば、フリークラスではなく順位戦C級2組に参加できます。棋士生命という観点からもこの差は大きいので、最終日も全力で戦うことでしょう。ともあれ年齢制限を間近にしてのプロ入り、おめでとうございます。
谷合三段については以前に当ブログでも記事を書いたことがあり、昨日はおかげさまでアクセス数が跳ね上がったのですが、実に異色の経歴の持ち主です。
そしてこのたび、谷合三段は素晴らしい表明をしました。プロ棋士と研究者の両立を目指すというのです。
坂井・入江研博士課程1年の谷合廣紀君が、奨励会三段リーグ戦を勝ち抜き、来期よりプロの4段となることが決定しました。プロ棋士と電子情報学の研究者の二つをともに続けるとのこと、本人より力強い言葉で聴いたところです。
— 坂井修一 (@ShuichiSakai) February 17, 2020
なおAI技術者・研究者としては、すでにこういったコンテストで成果を上げているようです。
プロの将棋界はしばしば天才集団と言われますが、谷合三段は掛け値なしにその評価にふさわしいでしょう。
来年度からの将棋界、ますます面白くなりそうです。