将棋連盟は堀口一史座七段を全力で守るべき!
スポンサードリンク
先日行われたC級1組順位戦の堀口一史座七段VS藤井聡太七段は、藤井七段が勝利しました。
【#順位戦 C級1組】
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) 2019年7月2日
●堀口一史座七段 VS ○藤井聡太七段
第78期C級1組順位戦は藤井七段が47手で堀口七段に勝ちました。次戦は、藤井七段は金井恒太六段と、堀口七段は高橋道雄九段と対局します。#堀口一史座 #藤井聡太 https://t.co/zngAiUB9K1
そして将棋ファンにとっては心苦しい事態になってしまいました。対局前から対局後にかけての堀口七段の様子が、「面白おかしいニュース」として出回ってしまったのです。対局前に何やらポーズを取ったことについては、注目の一戦ということでちょっとおどけてみせただけ、と私は思っていますが……(無論、好ましいことではないでしょう)。
堀口七段は棋戦優勝経験があり、順位戦ではB級1組にまで昇級した、大半の棋士よりも実績を積み重ねてきた強豪棋士です。このあたりについては、将棋ライターの松本博文さんの記事をご覧いただければひととおり知ることができます。
将棋連盟の仕事のひとつが、所属棋士の名誉を守ることです。しかし今回、このようなことになってしまいました。
病名は非公表ですが、どの対局でも早指し早投げせざるを得ないほど堀口七段の体調が悪化しているらしいことは、将棋連盟上層部はわかっていたはずです(「心の病」と断定している人もいますが、あくまで病名は非公表です)。いかに注目の藤井七段戦とはいえ、これを生中継しては堀口七段が「晒し者」になってしまう可能性は、ある程度予想できたはずです。AbemaTVにも無用な批判の矛先が向けられることになってしまいました。
休場して静養するのが一番なのでしょうが、堀口七段にはどうしても休場できない理由があるのかもしれません。
そうだとしても将棋連盟は、これは堀口七段本人の問題と放置していいものではないでしょう。どうか十分にケアし、サポートしてもらいたい。今回の事態を受けて、すでに本格的に動いている……と信じたいものです。
だから、今は大変な状況と思いますが、復活して欲しい、と心から思います。
— 上野裕和 (@hirokazuueno) 2019年7月2日