新元号は令和。ところで将棋は二人零和有限確定完全情報ゲーム
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日本全国が注目していた新元号、「令和」に決まりました。
元号に関してはいろいろな意見がありますが、日本独自の文化という観点からすると、やはりなくてはならないものだなと思っています。他ならぬ将棋も「昭和の棋士」「平成の将棋界」といったくくりで語ることが多いですからね。
ところで将棋は、専門用語で「二人零和有限確定完全情報ゲーム」というものに分類されるのをご存じでしょうか。
ざっくり言うと「先手必勝か後手必勝か引き分けか、理論的には判明している」というものです。双方のプレーヤーが最善手を指せば、このいずれかになるというゲーム理論です。たとえば「どうぶつしょうぎ」は後手の必勝であることがわかっています。
先手必勝か後手必勝か引き分けか――将棋もいつか判明するのか? といえば疑問です。将棋の可能性は、現代のスーパーコンピュータが何万年計算しても終わらないほど膨大です。既存の概念を覆す、それこそSF的な技術でも開発されないかぎり無理でしょう。
そんな膨大な可能性に、己が頭脳ひとつで立ち向かうのが将棋の面白さ。
というわけで新年度も楽しませてもらいましょう!