いまだ続いている、羽生善治九段の伝説
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3勝3敗のフルセットにもつれ込んでいた第31期竜王戦第7局は、挑戦者の広瀬章人八段が羽生善治竜王を破り、タイトル奪取に成功しました。
広瀬章人八段が8年ぶりのタイトル獲得。竜王は初獲得となりました。https://t.co/LSheQsfbXK
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) 2018年12月21日
竜王:広瀬章人
名人:佐藤天彦
叡王:高見泰地
王位:豊島将之
王座:斎藤慎太郎
棋王:渡辺明
王将:久保利明
棋聖:豊島将之#将棋 pic.twitter.com/fGHmrMLsp7
広瀬章人新竜王の誕生です。将棋界には「竜王戦1組優勝者は竜王奪取できない」という有名なジンクスがあったのですが、それをも破りました。
2018年度に入ってからの広瀬竜王は、まさに人が変わったような強さを見せていました。先日も棋王戦への挑戦を決めたばかりで、今もっとも強い棋士と言っても過言ではないでしょう。
一方「勝てばタイトル通算100期、負ければ27年ぶりの無冠」と各マスメディアもさかんに報じていた羽生善治九段。ああ、これからしばらくはそう書かねばならないのです。肩書はどうするのかという疑問も少なからずあるようですが、普通に九段を名乗るでしょう。
平成の終わりとともに、将棋界の歴史も大きく動きました。
しかし羽生九段の伝説はまだ続いています。
大山康晴十五世名人は50代になってもタイトルをいくつも獲得し、60代でタイトル挑戦を果たしました。そして69歳で亡くなるまで生涯A級を維持しました。
羽生九段の新たな目標――タイトルホルダーへの返り咲きはもちろんですが、これらの大記録があります。
ご本人が口にすることはないかもしれません。しかしいつか大名人の記録を上回ることを、多くの将棋ファンが夢見ています。
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