奨励会三段の谷合廣紀さん、プログラミング系の技術書で出版デビュー
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将棋関係者が出版するケースと言えば、もちろん将棋に関することです。戦術書や詰将棋、棋界にまつわるエッセイなどなど。しかしこのたび、ものすごく異色な出版デビューをした方が現れました。
私、監修者になっておりますが、著者の谷合氏が真の天才です。なにせ将棋の奨励会三段ですから。もう一歩で四段プロデビュー。でもプロデビューの前に著者デビュー。Pythonのコードも豊富なので本書で学べる事は多いと思います。 https://t.co/2IBabEiSIF
— 辻真吾 (@tsjshg) 2018年9月14日
奨励会三段の谷合廣紀さんが執筆した『Pythonで理解する統計解析の基礎』。
谷合さんは実は東大院生でもあり、現在は修士として「坂井・入江研究室」に所属されています。私はこの分野はさっぱりですが、難しく有意義なことをされているのだろうなと思います。
坂井・入江研究室 [東京大学情報理工学系研究科電子情報学専攻/東京大学工学部電気系学科]
先日まで行われていた第63回三段リーグでは、谷合さんは11勝7敗でした。過去に次点を取っているほどの実力者で、プロに限りなく近いと言えます。
しかしそんな実力者が何人も涙を飲んできたのが三段リーグという世界……。なんとか報われてほしいと願うばかりです。