いつの間にか公開されていた「女流棋士の降級点と引退制度」
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先日、女流棋界のレジェンドである蛸島彰子女流六段の引退祝賀会が開催され、大好評のうちに終わりました。
女流棋界の先駆者・蛸島彰子女流六段「将棋から学んだことは続けることの大切さ」引退記念パーティーに約300人 https://t.co/LX2ROkLBlb pic.twitter.com/GUk5gQ0xlG
— スポーツ報知 (@SportsHochi) 2018年5月27日
蛸島さんの功績は非常に大きく、この方がいなければ今の女流棋界はなかったと言っても過言ではありません。蛸島さんはもう公式戦には出ませんが、今後もLPSAプロとして「1dayトーナメント」など、LPSA主催の大会には出場されます(ちょうど6月9日に開催されます)。まだまだ後輩たちに存在感を示されることでしょう。
さて、蛸島さんは自らの意思で引退されたわけですが、女流棋士にも棋士と同様に、降級点と引退に関する規定があります。
その規定というのは、これまで非公開でした。そのためどういう場合に降級点を取り、引退に追い込まれるか、ファンにはほとんどわからなかったのです。プレイヤーそれぞれにファンがいる競技にとって、これは好ましくないことでした。
しかしその降級点と引退制度についての文章が、将棋連盟サイトに公開されていたのです。
これが記載されているのは「よくある質問」のページ。どうやら先月には公開されていたようなのですが、トップページでもお知らせを見た記憶はありません。知らなかったという人のほうが圧倒的に多いのではないでしょうか。かなり大事なことなので、もっと大々的に告知してもよさそうなものですが……。
この内容は昨年度までとそう変わりはないのか、それとも女流棋士規定変更に合わせて、こちらにもかなり手が入ったのか、定かではありません。ともあれ、今までベールに包まれていた事柄が明らかになったのは、ファンにとってはプラスでしょう。