注目度赤丸急上昇! 藤井聡太六段の同期、大橋貴洸四段
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プロ棋士は通常、半年に2人誕生します。つまり必ず同期の棋士がいるわけですね。
それでは藤井聡太六段の同期の棋士は誰でしょうか。熱心な将棋ファンでないと、ちょっと難しい質問かと思います。
答えは大橋貴洸(おおはし・たかひろ)四段。
1992年生まれの現在25歳。四段になったのは24歳のときです。
プロ棋士になれる年齢制限は原則26歳ですから、あまり後がない状況でのデビューだったことになります。三段リーグの在籍は6年に及び、あと一歩で昇段を逃すということが幾度となくありました。そうしてようやくプロの座を射止めたのです。
こうした「遅咲きの新人」が、のちにタイトル争いに絡むほど活躍した例はそうそうないのですが、大橋四段はその兆しが見えるほどの大活躍をしています。
まず、今年度の成績は以下のとおりです。※2018年3月9日対局分まで(未放映のテレビ対局を除く)
- 41勝11敗
- 対局数ランキング:同率4位
- 勝数ランキング:2位
- 勝率ランキング(30局以上):2位 ※0.788
- 連勝ランキング:同率15位 ※8連勝
特筆すべきは勝数と勝率です。いずれも藤井六段に次ぐ2位。
どうしても藤井六段の活躍のほうが目立ってしまいますが、こちらもデビューしたての新人としては、近年稀に見るレベルの好成績です。
そして大橋四段は、公式戦で藤井六段に唯一2勝を挙げている棋士です。
藤井六段は1月6日の王位戦予選に敗退して以降、14連勝の負け知らずですが、その黒星をつけたのが大橋四段でした。昨年11月の棋聖戦予選に続いての連勝です。
また、上の記事内でも言及されていますが「観る将」にとっての注目ポイントが、そのファッションセンスです。
対局時、とても目立つ色のスーツを着用することで常に話題になります。連盟サイトの公式プロフィール写真でも、まばゆいばかりの水色ですね。ちなみにプロ入りを決めたときの藤井四段(当時)とのツーショットでも、個性的な色のスーツでした。
ただ、イベントや解説など自身が主役でないときは落ち着いた色合いのスーツになるようです。それが逆にファンを驚かせる効果をもたらしているのが、また面白いところ。
実力もファッションセンスも申し分なし。将来性豊かな大橋四段に、ぜひ注目していきましょう。