『サラの柔らかな香車』著者・橋本長道さんのコラムは将棋ファン必読
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ここ数年で、将棋小説はずいぶんと数を増やしてきました。
その隆盛のきっかけのひとつとも言える作品が、2011年に小説すばる新人賞を受賞した『サラの柔らかな香車』です。のちに将棋ペンクラブ大賞の文芸部門でも受賞するなど、ご存じの将棋ファンは少なくないかと思います。
著者は橋本長道さん。1984年生まれの現在33歳。
橋本さんは元奨励会員という経歴の持ち主で知られています。『サラの柔らかな香車』のテーマは「天才」。異能を持つ天才少女を主人公とする物語ですが、彼女を見守る元プロ志望の青年は、明らかに橋本さん自身の投影です。
プロを諦めた者から見た、将棋と天才の世界。それを非常に美しい筆致で書き上げたのがこの作品です。私も好きで、たびたび読み返しています。
さて、橋本さんはつい先月にTwitterアカウントを開設したようです。そしてこのたび、今の藤井聡太ブームを目の当たりにした、彼自身の心情を綴ったコラムが公開されました。
ねとらぼアンサーにて藤井聡太さんに関するコラムを書かせていただきました。「サラの柔らかな香車」の最初のほうのような文体です。連載!ということなのでよろしくお願いします。
— 橋本長道 (@ChodoHashi) 2018年2月9日
ねとらぼアンサーでは後日将棋と抱き合わせで提案した「読書」に関するコラムも出ます。https://t.co/UImKEVOKr7
藤井五段について書かれたコラムはたくさんありますが、元奨励会員の作家によるものとなれば、まさに唯一無二です。その内容も切ない文章も、将棋ファンは必見と言えるでしょう。