関西将棋会館の近くに新しい将棋バーがオープン!
将棋バーに関する記事を以前に書きました。私も何度か経験がありますが、一杯やりながら同じ将棋ファンと交流するというのはいいものです。
そして来月から、また1軒の将棋バーが新たにオープンするようです。
大阪福島区に3/1 19時〜
— 将棋bar ルゥク (@shogibar_rook) 2019年2月23日
将棋bar ルゥクをオープン!
環状線福島駅より徒歩3分。
営業時間は19時から24時で祝日を含む毎週月曜火曜が定休日です。
お店は完全禁煙(電子タバコも不可 )店です。
場所はミスタードーナツ左手から福島の聖天通りに入り焼き鳥屋、六源さんが入っているビルの3階です。
飛車(ルーク)からその名を取った「将棋bar ルゥク」。
大阪福島区の福島駅から徒歩3分、つまり関西将棋会館の近くです。道場で指した帰りに足を運ぶというのが定跡になりそうですね。
完全禁煙とのことなので、タバコが苦手な人でも大丈夫そうです。近隣の方は初日に行ってみてはどうでしょうか?
続きが気になる! 『めっちゃ将棋指してた幼馴染が女の子だったみたいな話』
恋愛漫画家のせいほうけいさんは以前にもTwitterで将棋漫画をアップし、大きな評判を呼んでいましたが、またまた新しい作品が発表されました。
将棋と、幼馴染が女の子だったみたいなやつが好きなので、なんかそういうマンガ描きました💪😇#短編恋愛漫画集 pic.twitter.com/ihmXAwb1NG
— せいほうけい(週刊恋愛マンガ家✨) (@sehoke_p) 2019年2月21日
『めっちゃ将棋指してた幼馴染が女の子だったみたいな話』。
子供の頃に男子だと思ってた幼馴染が本当は女子だった――というラブコメは一種の定番なのですが、本作は再会しても気付かないというのが新しいのではないでしょうか。
なんと続きも構想があるそうなので、今からものすごく楽しみです。
使ってみよう! 『将棋めし』のLINEスタンプ
【前回の記事】『将棋めし』実は打ち切りの危機……ファンの力を今こそ集めよう
将棋漫画『将棋めし』が窮地にあることは、以前に当ブログでも記事にしました。しかしその後、作者さんの奮闘とファンの支援もあって、何とか崖っぷちで持ちこたえているという印象です。
先日には監修を務める広瀬章人竜王の色紙と一緒に既巻セットが売り出されたのですが、即日完売になる人気でした。
「広瀬竜王色紙・「将棋めし」1-4巻をセット」販売中!プロ棋士が、主に対局中の休憩時間に食べる食事にスポットを当てた松本渚先生のマンガ「将棋めし」と本作の将棋監修を務める広瀬章人竜王の直筆色紙をセットにいたしました。ぜひこの機会にお買い求めください☆https://t.co/me2ZJ1AAjv
— ねこまどshop (@nekomadoshop) 2019年2月19日
そしてこのたび、作者さん自らがLINEのスタンプを発売することになりました。
最善手、長考中など、いろいろと面白く使えそうなので、LINEを使っている人はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。私も買ってみようかと思います。
折田翔吾アマ、銀河戦決勝トーナメント進出決定! 瀬川晶司六段以来の快挙
【前回の記事】折田翔吾アマ、銀河戦で5連勝! 決勝トーナメント進出ほぼ確定か
先日19日に放映された第27期銀河戦本戦Aブロック6回戦、豊川孝弘七段vs折田翔吾アマは、折田アマが勝利しました。
私はちょうど引っ越しをしてCS放送を見られる環境でなくなってしまったのですが、Twitterの反応で結果はすぐに知ることができました。これで折田さんは6連勝! 最多連勝者となれることが確定し、アマチュア選手としては瀬川晶司アマ(現六段)以来の決勝トーナメント進出となりました。この快挙には大手紙も反応しています。
折田翔吾アマが本日放送の銀河戦で6勝目を挙げ、決勝トーナメント進出を決めました。アマが銀河戦決勝トーナメントに進むのは、瀬川晶司アマ=現六段=以来です。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) 2019年2月19日
瀬川六段はアマ時代、第9期(7連勝)、第12期(3連勝)、第13期(6連勝)の3回にわたって決勝トーナメントに出場しました。
はたしてこの進撃はどこまで続くのでしょうか。
仮の話ですが、10回戦の稲葉陽八段戦まで全部勝ってしまうようなら、プロ編入試験の受験資格(もっとも良いところから見て10勝以上かつ6割5分以上の成績)をさっそく満たすことになります。10戦全勝で受験資格を得るなんて、まさに夢物語だとは思いますが、瀬川六段はアマ時代、当時もA級棋士だった久保利明王将に勝ったことがあります。ここまで来たら、期待してしまいたいですね。
しかし個人的には、そろそろプロのプライドを見せてほしいです。アマにやられっぱなしでいいんですかと言いたくなります。
藤井聡太七段、朝日杯連覇! 現役最強の渡辺明棋王に競り勝つ
先ほどまで行われていた第12回朝日杯将棋オープン戦、渡辺明棋王vs藤井聡太七段の決勝戦は、藤井七段が勝利しました。前年度に続いて2連覇を達成です。朝日杯の連覇は羽生善治九段以来の快挙となりました。
藤井聡太七段が朝日杯連覇達成
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) 2019年2月16日
【 #朝日杯将棋オープン戦 決勝】
●渡辺明棋王VS◯藤井聡太七段
藤井七段が渡辺棋王と決勝戦で対局し、128手で渡辺棋王に勝ち、羽生善治九段以来の朝日杯将棋オープン戦連覇を決めました。#ShogiLivehttps://t.co/0mAshs7mc3
戦型は相雁木で、手数にしておよそ80手近く、一進一退の攻防が続いていました。しかしほんのわずかな隙を見逃さず、藤井七段が盤上を制圧していきます。渡辺棋王も懸命に攻め合いましたが、藤井七段の攻めは最後まで止まらず、投了に追い込まれたのです。
2連覇という文句なしの実績を挙げた藤井七段ですが、今回は昨年以上に相手がすごかった。渡辺棋王は現在、棋王戦と王将戦の2つのタイトル戦を同時に戦っています。その両方で、無敗でタイトル獲得に王手をかけています。「鬼の住み処」とも称される順位戦B級1組では、圧倒的な全勝。トッププロばかりが出場する将棋日本シリーズでは優勝。つい最近には今年度最多の15連勝を記録しています。
あまりの勝ちぶりから、渡辺棋王こそが現在の最強棋士という呼び声も高いのです。実際、レーティングという指標(非公式)でも渡辺棋王がトップに立っています。
その渡辺棋王相手に、藤井七段は見事に競り勝ちました。
もちろん将棋は1回だけの勝負で優劣が決まるものではありません。このおふたりは今後も対局を重ねるでしょう。しかし今回の結果は、藤井七段がすでにトッププロの域にあるということを明確に印象づけたと思います。
バレンタインデーの甘い一コマ。『チロルチョコ将棋とは?』
当ブログではたびたびWeb上のオモシロ将棋漫画を紹介していますが、昨日のバレンタインデーに素晴らしい作品が公開されました。
チロルチョコ将棋とは? pic.twitter.com/MZBQOx7qlH
— 桜井のりお@ロ③僕ヤバ①発売中 (@lovely_pig328) 2019年2月14日
桜井のりおさんの『チロルチョコ将棋とは?』。
桜井さんはアニメ化もしたギャグ漫画『みつどもえ』などで知られるヒット漫画家です。現在は青春ラブコメ『僕の心のヤバイやつ』を連載中で、恋愛漫画家としての名声も確かなものに。その作品のキャラクターのワンシーンを描いたのが、この『チロルチョコ将棋とは?』というわけです。たったの3ページで見事な起承転結ですね。
叡王戦の今後に暗雲……スポンサー・ドワンゴの経営不振
本日、カドカワの川上量生社長が辞任するという衝撃的ニュースがありました。
この理由が、傘下でネット事業を手掛けるドワンゴ――そう、叡王戦の主催でおなじみのドワンゴが業績不振に陥ったためということです。
近年は新聞業界が軒並み不況ですが、そんな中で将棋界のスポンサーに名乗りを上げたドワンゴは、本当にありがたい存在でした。しかしどんな業種であろうと、安定というものはないのでしょう。そのことを象徴するニュースでした。
気になるのが叡王戦の今後ですが、一転してちょっと厳しい状況になったようです。Twitterの反応から引用させてもらいます。
夏野社長、叡王戦について。
— すこぷう (@seed15123791) 2019年2月13日
少なくとも今年は存続。
今後は、ドワンゴ1社では相当キツイ。
将棋トレンドは財産と思っている。
とのこと。
ネット業界に伝手が多いので何とかしていきたい、ともおっしゃりました。
メモ
— ユッキー🌓佐久間さん🐰 (@sakumakaoru418) 2019年2月13日
叡王戦については今年は大丈夫
叡王戦(将棋)はニコ生の財産
一社(ドワンゴ)でやるのは大変
だから他の企業さんに協力してもらうように検討中
ニコ生で「栗田・夏野の部屋」を見てるけど、今年の叡王戦は大丈夫だが、一社で今後もやっていくのは厳しいと発言。 #shogi
— 長月アロエ (@aloe_nagatsuki) 2019年2月13日
一社ではもう不可能というレベルにまで陥ってしまったようです。
はたして協賛を名乗り出てくれる企業は現れるでしょうか……。一ファンにできるのは慎重に見守ることだけですが、何とか事態が好転してほしいものです。
木村孝太郎アマ、銀河戦の連勝ストップ。しかし決勝トーナメント進出の可能性はあり
【前回の記事】銀河戦で木村孝太郎さんも4連勝! 2人のアマが決勝トーナメント進出の可能性
先ほどまで放映されていた第27期銀河戦の本戦Gブロック5回戦、木村孝太郎アマvs増田康宏六段は増田六段が勝利しました。
戦型は相掛かりでした。先手の木村アマが序盤で工夫を凝らし、珍しい進行になったようです。中盤までまったく互角の進行でしたが、徐々に増田六段が抜け出しました。木村さんも粘りに粘ったのですが、最後には厳しい攻めの前に屈しました。増田六段にしてみれば、若手随一の実力を存分に見せつけた形です。
アマチュアながら怒濤の進撃を続けていた木村さんですが、4連勝でストップしました。
過去の例を調べてみたのですが、第21期のBブロックで八代弥四段(当時)がやはり一番下から4連勝しましたが、決勝トーナメントには進出できませんでした。4連勝でもダメな場合があるのは確かです。
しかしこれはかなりのレアケースのようです。木村さんの決勝トーナメント進出の可能性は依然として高い! そう考えていいのではないでしょうか。
カロリーナ・ステチェンスカ女流1級、北尾まどか女流二段に恩返し
本日行われた第1期ヒューリック杯清麗戦の予選で、カロリーナ・ステチェンスカ女流1級vs北尾まどか女流二段の対局が行われ、カロリーナ女流1級が勝利しました。棋譜は中継サイトで見られます。
カロリーナさんが故郷のポーランドで漫画『NARUTO』を読み、作中にちょっと描かれただけの将棋のシーンから将棋に興味を持ったことは有名です。
カロリーナさんはそれから、ネット将棋でめきめき実力を伸ばしていきました。そんな中、とても強い外国人アマチュアの噂を聞き、日本に招待しようとまで考えた人がいました。その人こそが北尾さんです。
日本に不慣れなカロリーナさんを、北尾さんは親身になってお世話しました。やがてカロリーナさんは研修会を受験し、女流プロ資格を得て、現在に至ります。
カロリーナさんの師匠は片上大輔七段ですが、長い間温かく見守ってきた北尾さんも、心の師匠と呼べる関係でしょう。公式戦で弟子が師匠に勝つことを「恩返し」と言いますが、それが果たされた形です。
感想戦のあと、駒をしまって礼をしたときに
— 北尾まどか (@nemurineko) 2019年2月7日
「いままでお世話になりました。北尾先生。」
とカロリーナ。
すべてが報われました。
ありがとう。
著者は65歳の新人! 新たな将棋ミステリー『盤上に死を描く』
以前から将棋をテーマにしたミステリー小説は多くあります。『将棋殺人事件』などが知られていますね。
とりわけ2017年に発刊された『盤上の向日葵』は本屋大賞の2位を獲得するなど、ベストセラーになっています。
この作品の著者・柚月裕子さんは「このミステリーがすごい!大賞」の出身ですが、この賞から新たな将棋ミステリーが誕生しました。
📺️長野県:NEWS📰 「盤上に死を描く」でデビュー 井上ねこさん〔長野日報〕 https://t.co/UEF7dK7Elh pic.twitter.com/9I2XTY25c1
— 長野県のニュース・天気・交通(ニュース) (@naganoNTK) 2019年2月4日
井上ねこさん(@nekokiti2001)の『盤上に死を描く』。同賞史上最年長の65歳でのデビューということで注目されています。将棋が趣味で、詰将棋創作では将棋世界や詰将棋パラダイスに何度も入選しているそうです。
将棋好きによる将棋ミステリーとなれば、そのクオリティは確かなものでしょう。ぜひいかがでしょうか。香川愛生女流三段がシャーロキアンとして推薦文を寄せています。