Arai Koh's Shogi Life

将棋ライター・アライコウのブログです。将棋について書いていきます。

エイプリルフールに将棋ネタで遊ぶ企業たち

 以前、将棋の日にいろんな企業が将棋ネタを取り入れたことを記事にしました。

araishogi.hatenablog.com

 そして本日はエイプリルフール。またまた将棋ネタで遊ぶ企業がいくつか見られましたので、軽く紹介したいと思います。

 休憩提案用という斬新な駒。

 糖分補給できるのはいいですね。

 覚えるのがちょっと難しそう。

 新年度早々、とてもほっこりさせられました。来年も将棋ブームが続いていれば、ネタにする企業も増えてくれるでしょうか?

中尾敏之五段の引退に、あの忘れがたき棋士を思い起こす

 3月27日に行われた棋王戦予選4回戦において、順位戦への復帰を懸けた中尾敏之五段は青嶋未来五段に敗れ、引退が決定しました。なお残りの棋戦に竜王戦6組昇級者決定戦があり、これに敗退した日が正式な引退日になります。

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 中尾五段の矢倉を、青嶋五段が正面から受け止めるという形で戦いは始まりました。中盤~終盤の入口までは中尾五段の優勢かと思われましたが、そこからの寄せの構想がまずかったようです。青嶋五段は的確に中尾五段の攻めを受け切り、最後には反撃を決めて勝利を収めました。

 この対局はTwitterでも大変な盛り上がりを見せていました。中には将棋に興味を持ったばかりという人もいて、いろいろと胸に迫るものがあったようです。
 藤井聡太六段がもたらしたブームは、いわば将棋の光を見せていましたが、この引退は陰の部分と言えます。プロは決して安泰ではなく、成績が悪ければ強制的に引退させられる。多くの競技で共通することですが、これが将棋棋士の厳しさです。

 さて、今回多くの将棋ファンが中尾五段に注目したのは「フリークラスの最終年度に急に勝率が上がり、順位戦復帰の可能性が見えてきた」ことが理由です。崖っぷちからの逆転なるか――というストーリーが人気を博すのは、古今東西変わりません。
 そしてこれには前例がありました。2015年に同じくフリークラス規定で引退した熊坂学五段です。

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 熊坂五段は2002年に四段プロデビュー。しかしデビュー直後から順位戦C級2組において3期連続で降級点がつき、制度上最短でフリークラスに降格してしまいます。
 以降も好調とはいえず、2014年度にフリークラス10年目を迎えました。ところがこの年度になって熊坂五段の成績は急上昇しました。NHK杯本戦への初出場&初戦突破を果たし、さらには森内俊之竜王(当時)を破る大金星を挙げています。

 今回の中尾五段と同じく順位戦への復帰が期待されたのですが、残念ながら規定の成績を満たすことはできず、2015年5月に引退しました。しかし引退間際に見せたこの奮闘は多くの将棋ファンを沸かせ、感動させたのです。

 制度上最短でフリークラスに降格したことから「史上最弱の棋士」などと揶揄する声もありました。ネット上で個人が好き勝手言うならまだしも、週刊誌やニュースメディアまでもそのような表現を使ったことには憤りを感じたものです。

 私は当時、熊坂五段の活躍に大きな感銘を受けて、同じく引退間際の崖っぷち棋士を主人公とした小説を書きました。
 そのタイトルは「史上最躍の棋士」。将棋ライトノベル『俺の棒銀と女王の穴熊』第5巻の一篇ですが、これだけで独立した物語になっているので、他の巻は未読でもあまり支障はありません。電子書籍にまとめていますが、ニコニコチャンネルで全部無料公開しています。

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 熊坂五段は現在、地元仙台で子供たちに将棋を教える日々を送っています。ブログの文面からは、その人柄が滲み出るようです。
 一方、今後は将棋と関わりのない仕事をしていく予定だという中尾五段。第二の人生が順風満帆であることを祈るばかりです。

 引退間際のわずかな期間だったかもしれないけれど、まばゆいばかりのきらめきを見せてくれた熊坂五段、そして中尾五段。両者とも自分にとっては忘れがたき棋士です。いつまでも覚えていたい、そんな気持ちでいます。

将棋界の不思議な仕組み プロ棋士という仕事

将棋界の不思議な仕組み プロ棋士という仕事

 

現役続行を懸けて! 中尾敏之五段が明日運命の対局

 先日書いた牧野光則五段の記事の中で、対中尾敏之五段戦を取り上げました。
 この対局が話題になった理由は、戦後公式戦最長手数の他にもうひとつありました。それは中尾五段が引退の瀬戸際に立っているというものです。

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 中尾五段は1998年に四段プロデビュー。2007年には勝数規定により五段に昇段しています。
 しかし翌2008年には、順位戦C級2組において降級点が累積3個となったことで、フリークラスへ降格しました。

順位戦について|名人戦|棋戦|日本将棋連盟

 フリークラスとは順位戦に参加できないクラスのことで、このクラスに在籍することになるパターンはいくつかありますが、中尾五段のように順位戦C級2組から降格したフリークラス棋士は、10年以内に規定の成績を挙げて順位戦に復帰できなければ引退となります。
 その規定の成績とは、以下の4つです。

  1. 年間対局の成績で、「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、なおかつ勝率6割以上。
  2. 良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上。
  3. 年間対局数が「(参加棋戦+1)×3」局以上。ただし、同じ棋戦で同一年度に2度(当期と次期)対局のある場合も1棋戦として数える。
  4. 全棋士参加棋戦優勝、タイトル戦挑戦。

 中尾五段にとって可能性があるのは1です(参加棋戦数は10)。22日の棋王戦予選3回戦、対日浦市郎八段戦に勝ったことで、今年度の成績を17勝10敗(0.6296)としています。つまり3月末までにあと1勝すれば規定を満たし、現役続行が決まります。
 そして明日27日、同じく棋王戦予選4回戦の対青嶋未来五段戦があります。これが中尾五段にとって最後のチャンスです。

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 これは本日、将棋連盟がサイトを更新する前のキャプチャです(連盟サイトは午前10時更新)。
 よく見ると対局予定に中尾五段と青嶋五段の名前がありません(現在は更新済み)。22日の対日浦戦の棋譜コメントによれば、勝者が27日に対局することはその時点で決まっていたようですが、それにしても急遽組まれたことがわかります。

 青嶋五段は有望な若手のひとりとして知られています。
 2015年、三段リーグ史上最多タイの16勝(2敗)を挙げてプロデビューすると、順位戦C級2組ではいきなり9勝1敗の好成績で1期抜けを成し遂げます。さらに2016年度には勝率1位賞と連勝賞に輝きました。
 まさに強敵ですが、中尾五段も今年度は勢いがあります。特に朝日杯将棋オープン戦において、A級棋士の佐藤康光九段を長手数(246手!)の末に下したことは多くの将棋ファンの感動を呼びました。未見の方はぜひご覧ください。

2017年12月21日 二次予選 佐藤康光九段 対 中尾敏之五段|第11回朝日杯将棋オープン戦

 運命の対局の行方は、はたして? 大熱戦を期待しましょう。

羽生善治竜王、通算タイトル数100期&4回目の名人復位に挑戦!

 3月21日のA級順位戦プレーオフ最終戦において、羽生善治竜王が稲葉陽八段を破り、佐藤天彦名人への挑戦権を獲得しました。

 史上最大、空前絶後の6者プレーオフは、考えられるかぎりもっとも劇的な結末となりました。羽生竜王が名人位を奪取した場合、通算タイトル数は100期となります。その偉業を飾るのが、将棋界でもっとも格式と歴史のある名人位となれば、また盛大なニュースになることは間違いないからです。そして多くのファンが、それを期待していました。

 さて、羽生竜王の名人位奪取が実現したら、通算タイトル数の他にもうひとつの偉大な記録が更新されます。
 実力制名人戦が制定されてから、一度名人位を奪われた棋士が再び名人になる「返り咲き」はしばしば見られました。
 それでは歴代実力制名人の返り咲き回数をまとめてみましょう。

棋士名 復位回数 初戴冠 失冠と復位の流れ
木村義雄 1回 第1期 第6期失冠→第8期復位→第11期失冠
大山康晴 1回 第11期 第16期失冠→第18期復位→第31期失冠
中原誠 2回 第31期 第40期失冠→第43期復位→第46期失冠→第48期復位→第51期失冠
谷川浩司 2回 第41期 第43期失冠→第46期復位→第48期失冠→第55期復位→第56期失冠
羽生善治 3回 第52期 第55期失冠→第61期復位→第62期失冠→第66期復位→第69期失冠→第72期復位→第74期失冠
森内俊之 2回 第60期 第61期失冠→第62期復位→第66期失冠→第69期復位→第72期失冠

※段位・肩書は省略。

 羽生竜王が3回もの返り咲きを達成しています。名だたる歴代の大名人たちでさえ、1回または2回であることを考えると、いかに難度の高いことかわかります。
 3回でもすでに前人未踏の領域に達していますが、この記録を4回に塗り替えるかもしれないのです。

永世七冠 羽生善治

永世七冠 羽生善治

 

最長手男、牧野光則五段は将棋界きっての個性派!

 2月27日から28日にかけて行われた、竜王戦6組ランキング戦の牧野光則五段対中尾敏之五段。戦後公式戦最長手数の420手での持将棋成立は大きく話題になりました。

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 牧野五段は2014年度にも、新人王戦で都成竜馬三段(当時)を相手に343手の死闘を繰り広げ、将棋大賞の名局賞特別賞を受賞しています。今回ももしかしたら……と思わせますね。

 実は牧野五段、以前から独特のキャラクターでコアな将棋ファンには知られていたのですが、この対局がきっかけで飛躍的に知名度を上昇させました。

さっそくネタに。

素晴らしいファンサービス。

将棋棋士あるある。

詩を嗜んでおり、他にもいくつもの作品が。

 成績も好調です。今年度(3月19日現在)は21勝14敗で、堂々の6割達成。そしてC級2組順位戦は7勝3敗でフィニッシュ、来期は大きく順位を伸ばすことになりました。

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 ところでこの連盟プロフィール写真は現在のものと大きく異なるようなので、ぜひとも新年度を機にアップデートしていただければ。

藤井聡太六段は「秀才型の天才」?

 藤井聡太六段が活躍するたび、偉大な記録を持つ先人として引き合いに出されることの多い加藤一二三九段。その加藤九段がテレビ番組に出演し、藤井六段について言及していました。

 秀才型の天才。
 この表現は加藤九段がしばしば使うもので、私が初めて目にしたのは2013年刊行の『羽生善治論 -「天才」とは何か』です。

羽生善治論  「天才」とは何か (角川oneテーマ21)

羽生善治論 「天才」とは何か (角川oneテーマ21)

 

 秀才型の天才とは、いったいどういうものなのか。加藤九段はこう書いています。

研究がもはやスタイルになっているタイプのことだ。「気が向いたら勉強する、したくなったら勉強するけれど、そうでないときはしない」というのではなくて、きちんと継続的に研究を続け、何があってもその時間は絶対に確保しておくようなタイプのことである。

 つまりは「秀才が極まった先の天才」ということでしょうか。

 天才だって間違いなく研究するし努力する、加藤九段はそうも書いています。現代の棋士――特に若手であれば毎日10時間は研究するのが当然らしいですが、その研究の吸収量や応用力が、特に高いレベルに達しているのが羽生竜王であり、藤井六段ということなのでしょう。

 脳の効率が根本的に違うのかもしれませんね。同じ時間努力していても、普通の人では10しか覚えられないところを、このタイプの天才は100も200も覚えてしまう。しかも継続することをまったく苦にしないのですから、凡人はとても敵いません。「才能とは続けられること」だとは、羽生竜王もよく口にされることです。

才能とは続けられること (100年インタビュー)

才能とは続けられること (100年インタビュー)

 

 また、もうひとつの天才として加藤九段は「対応型」というのを挙げています。
 継続的ではなく、タイトル戦などの大勝負に備えて一気に集中的に研究する――この代表として紹介されているのが大山康晴十五世名人です。確かに大山名人が普段から研究熱心だったというエピソードはあまり聞かないような気がします。

 ところで加藤九段自身は、どのタイプの天才なのか?
 これについてはどこかで語られたのを見た記憶はありませんが、気になるところですね。

将棋世界 2018年4月号

将棋世界 2018年4月号

 

藤井聡太六段、今年度はあと2戦!

 既報のとおり、藤井聡太六段は今年度の記録4部門(最多対局賞、最多勝利賞、勝率1位賞、連勝賞)を独占することが確定しました。

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 先日のC級2組順位戦最終局でも、実力派の若手である三枚堂達也六段に勝利。10戦全勝でC級1組への昇級に華を添えました。
 これで15連勝ですが、まさかあの29連勝を超えたりは……いや、いくらなんでもそこまではと思いつつも、期待している人は少なくないのでしょう。

 さて、藤井六段の今年度の対局は、残り2つです。
 1つめは3月22日(木)の王座戦二次予選決勝、対糸谷哲朗八段
 糸谷八段は元タイトルホルダー(竜王)。今年度は順位戦B級1組においてトップでA級昇級を決めており、今もっとも勢いのある若手のひとりです。
 王座戦は藤井六段にとって、一番早くタイトル獲得できる可能性がある棋戦ですが、決勝トーナメント進出の前に相当の難敵が立ちはだかる格好です。

 2つめは3月28日(水)の王将戦一次予選3回戦、対井上慶太九段
 井上九段はA級在籍経験もあるベテラン。今期順位戦はB級2組で指し分けの成績。年齢的には指し盛りが過ぎていますが、決して油断のならない相手です。

 藤井六段が残りも全勝で駆け抜けるのか、それともどちらかが待ったをかけるのか、注目されます。

将棋ぴあ (ぴあMOOK)

将棋ぴあ (ぴあMOOK)

 

将棋ファンになったばかりの人はぜひ『泣き虫しょったんの奇跡』を読もう!

 瀬川晶司五段の自伝『泣き虫しょったんの奇跡』は、将棋界に燦然と輝く感動ノンフィクションで、当ブログでも紹介したことがありました。

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 この本を原作とした映画が制作されることは以前から伝えられていましたが、このたび続報が公開されました。

 さて、藤井聡太ブームでつい最近将棋ファンになった方に、もっともおすすめできるノンフィクションとしてこれを挙げたいと思います。
 史上最年少で奨励会を抜けた藤井六段とはまるで対極の、年齢制限により一度はプロを諦めた男の物語。大きな挫折に打ちのめされながらも、周囲の助けと奇跡によってプロ入りを果たした瀬川五段の実話は、それこそ日本中を沸かせるニュースになったものです。

 ぜひとも映画が公開される前に、原作を読んでみてください。お子さんがいる方なら、読書感想文の題材としてもいいですよ。

泣き虫しょったんの奇跡 完全版<サラリーマンから将棋のプロへ> (講談社文庫)

泣き虫しょったんの奇跡 完全版<サラリーマンから将棋のプロへ> (講談社文庫)

 
棋士 瀬川晶司―61年ぶりのプロ棋士編入試験に合格した男

棋士 瀬川晶司―61年ぶりのプロ棋士編入試験に合格した男

 
瀬川晶司はなぜプロ棋士になれたのか

瀬川晶司はなぜプロ棋士になれたのか

 
奇跡の一手―サラリーマン・瀬川晶司が将棋界に架けた夢の橋

奇跡の一手―サラリーマン・瀬川晶司が将棋界に架けた夢の橋

 

藤井聡太語録 言葉から紐解く若き天才の思考術

 まだちょっと先の話ですが、このような本が発売されるようです。

藤井聡太語録 言葉から紐解く若き天才の思考術 (DIA Collection)

藤井聡太語録 言葉から紐解く若き天才の思考術 (DIA Collection)

 

 藤井六段が中学生とは思えないほど機知に富んだ発言をすることは、よく知られているところです。インタビュー等で飛び出したそれらの言葉をまとめ、分析や論評をするという内容かと思われます。

 この本に藤井六段本人が、最新のインタビュー等で関わるのかどうかは、まだわかりません。ともあれ続報待ちですね。

注目度赤丸急上昇! 藤井聡太六段の同期、大橋貴洸四段

 プロ棋士は通常、半年に2人誕生します。つまり必ず同期の棋士がいるわけですね。
 それでは藤井聡太六段の同期の棋士は誰でしょうか。熱心な将棋ファンでないと、ちょっと難しい質問かと思います。

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 答えは大橋貴洸(おおはし・たかひろ)四段。
 1992年生まれの現在25歳。四段になったのは24歳のときです。
 プロ棋士になれる年齢制限は原則26歳ですから、あまり後がない状況でのデビューだったことになります。三段リーグの在籍は6年に及び、あと一歩で昇段を逃すということが幾度となくありました。そうしてようやくプロの座を射止めたのです。

 こうした「遅咲きの新人」が、のちにタイトル争いに絡むほど活躍した例はそうそうないのですが、大橋四段はその兆しが見えるほどの大活躍をしています。

 まず、今年度の成績は以下のとおりです。※2018年3月9日対局分まで(未放映のテレビ対局を除く)

  • 41勝11敗
  • 対局数ランキング:同率4位
  • 勝数ランキング:2位
  • 勝率ランキング(30局以上):2位 ※0.788
  • 連勝ランキング:同率15位 ※8連勝

 特筆すべきは勝数と勝率です。いずれも藤井六段に次ぐ2位。
 どうしても藤井六段の活躍のほうが目立ってしまいますが、こちらもデビューしたての新人としては、近年稀に見るレベルの好成績です。
 そして大橋四段は、公式戦で藤井六段に唯一2勝を挙げている棋士です。

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 藤井六段は1月6日の王位戦予選に敗退して以降、14連勝の負け知らずですが、その黒星をつけたのが大橋四段でした。昨年11月の棋聖戦予選に続いての連勝です。

 また、上の記事内でも言及されていますが「観る将」にとっての注目ポイントが、そのファッションセンスです。
 対局時、とても目立つ色のスーツを着用することで常に話題になります。連盟サイトの公式プロフィール写真でも、まばゆいばかりの水色ですね。ちなみにプロ入りを決めたときの藤井四段(当時)とのツーショットでも、個性的な色のスーツでした。

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 ただ、イベントや解説など自身が主役でないときは落ち着いた色合いのスーツになるようです。それが逆にファンを驚かせる効果をもたらしているのが、また面白いところ。

 実力もファッションセンスも申し分なし。将来性豊かな大橋四段に、ぜひ注目していきましょう。