大記録が目前! 豊島将之新棋聖の師匠・桐山清澄九段
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豊島将之新棋聖の誕生は、マスコミにも大きく取り上げられるニュースになり、「この素敵な青年は誰?」となった人も多いのではと思います。とりわけ地元の中京テレビは「きゅん様」なんて聞き慣れない愛称で報道したようで。
早速夕方のニュースで速報が pic.twitter.com/8lHCpKaMm8
— 涼暮 (@suzukure06) 2018年7月17日
ともあれニューヒーローの誕生はめでたいことですが、本人やご家族以外で一番喜んでいるのは、やはり師匠の桐山清澄九段でしょう。
桐山九段は1947年生まれの70歳。1966年にデビューして、今もトーナメントプロとして健在。現在、現役最年長の棋士となっています。
棋王1期、棋聖3期、一般棋戦優勝7回、順位戦A級通算14期など、桐山九段は大きな実績を残してきました。前回記事にしましたが、七大タイトルを1人1人が持ち合っていたとき、他ならぬ桐山九段が当時の棋聖だったのですね。
そんな桐山九段ですが、ひとつ偉大な記録が目前に迫っています。それは通算1000勝です。
通算1000勝は「特別将棋栄誉賞」という賞が贈られるのですが、これを達成した棋士はわずか9人しかいないのです。何しろ年間20勝もすれば十分と言われる将棋界ですから、それを平均50年以上続けなければいけません。まさに将棋史に残る超一流の証と言えるでしょう。
記事執筆現在、桐山九段の通算成績は1904戦992勝912敗です(未放映のテレビ対局を除く)。今年度は0勝2敗と、まだ白星が出ていませんが、前年度成績を見てみると10勝17敗。
つまり同じペースで勝てば、今年度の記録達成も濃厚ということです。
この大記録は、きっとマスコミにも注目されることでしょう。その日は願わくば、豊島新棋聖とともに。
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