老朽化した東西将棋会館、ついに建て替えなるか?
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本日は一切の公式戦がなく、どうしたのかと疑問に思われた方も少なくなかったと思います。
日本将棋連盟はこの時期、年に一度の棋士総会を開催しており、今年は本日がその日だったのです。棋士総会では東西の棋士が一堂に会して、さまざまな報告や質疑応答などが行われます。田丸昇九段のブログには、例年総会の模様がアップされます。去年には三浦九段の冤罪事件が大きく取り上げられました。
5月29日の日本将棋連盟の通常総会で報告された三浦九段の冤罪問題の後始末: 田丸昇公式ブログ と金 横歩き
今年も詳細なレポートがあることを、ぜひ期待したいと思います。
さて今年は、将棋ファンにとっても重要な議題があったようです。
日本将棋連盟の総会、先ほど終了しました。その後記者会見があり、東西の将棋会館の老朽化を受けて、「会館建設準備委員会」が発足したとの説明がありました。委員長には羽生善治竜王が就任しました。どう建て替えるのか、そもそも現在地での建て替えが可能かなど、今後検討を進めるとのことです。
— 村瀬信也 (@murase_yodan) 2018年6月8日
老朽化した東西将棋会館の建て替えを実現すべく「会館建設準備委員会」が発足したというのです。そして委員長には羽生善治竜王が!
東京千駄ヶ谷の将棋会館は1976年に、大阪福島の関西将棋会館は1981年に建築されました。これほどの時間が経てば老朽化は免れず、近年には大がかりな耐震工事や配管工事が行われています。
しかしこれも根本的な解決にはなりません。この先の数十年を見据えるなら、やはり立て替えが必要です。藤井七段が起こした将棋ブームを無駄にしてはならない、そんな考えもあったのではないでしょうか。
村瀬記者が書かれているように、さまざまな課題があるでしょう。しかしまずは棋士のみなさんが一致団結して、ひとつの目的に進んでほしい。一将棋ファンとしては心からそう願うばかりです。