Arai Koh's Shogi Life

駆け出し将棋ライター・アライコウのブログです。将棋について書いていきます。

最年少タイトルホルダーを目指す藤井聡太六段、最年少タイトルホルダー記録を持つ屋敷伸之九段と対局!

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 明日5月7日、王座戦挑戦者決定トーナメントの屋敷伸之九段対藤井聡太六段戦が行われます。藤井六段はこのトーナメントで羽生善治竜王との再戦の可能性がある、と先日に書きましたが、まずは屋敷九段との初戦に勝たなければなりません。

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 藤井六段と屋敷九段は、去年の12月に朝日杯将棋オープン戦の二次予選で対局しており、このときは藤井六段が勝利しています。彼にとっては公式戦における初のA級棋士撃破でした。忍者流とも称される屋敷九段の鋭い攻めをギリギリのところでかわし、あとは一気の反撃に出るという、藤井六段らしい華麗な勝利でした。

 それにしてもつくづく、将棋の神様は上手いことやるなと感じます。最年少タイトルホルダーを目指す藤井六段、決勝トーナメントの最初の相手が屋敷九段とは、これまた漫画のような展開です。
 多くの将棋ファンがご存じの通り、屋敷九段は最年少タイトルホルダーの記録を持っています。

 屋敷九段は1989年、第55期棋聖戦を予選から勝ち上がり、当時の中原誠棋聖に挑戦しました。このとき17歳で、タイトル挑戦の最年少記録です。五番勝負は惜しくも2勝3敗で敗れ、中原棋聖が貫禄を示しました。つい最近放映された将棋フォーカスで屋敷九段の特集があったのですが、中原棋聖は親子ほども歳の差があった屋敷九段相手に、ずいぶんやりづらさを感じていたそうです。

 屋敷九段がすごいのはここから。次の第56期にも挑戦者になり、今度は3勝2敗で奪取に成功しました。わずか18歳6か月でのタイトル獲得です。その前年に羽生さんが19歳で竜王の座に就き、史上最年少タイトルホルダーとなっていたのですが、それを上回ったというのは、当時どれだけ衝撃だったことでしょうか。
 屋敷九段はプロデビューからタイトル獲得までの最短記録(1年10か月)も樹立し、また続く第57期では防衛に成功。もちろんタイトル防衛の最年少記録です。

 前述の将棋フォーカスで「次は自分の記録がターゲットなのかな」と、いつものニコニコ顔で語っていた屋敷九段。しかし今度は持ち時間も5時間と大幅に増え、そう簡単にやらせはしないでしょう。熱戦は間違いなしです。

頂へ 藤井聡太を生んだもの

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