一連の記事について
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窪田七段がTwitterで言及された影響だと思いますが、ブログへのアクセス数が急増しています。ひとつひとつ確認してはいませんが、当方への手厳しい批判もだいぶあることと思います。
実は昨日から、今回の件に関してあらためて考え直していました。そして考えをほとんど180度改めるという結論に至りました。将棋連盟とNHKからの返答があるまで待たず、これまでの主張は撤回するということです。
これまで「負けず嫌いのプロ棋士が自分が負ける姿を見てもらいたいと思うだろうか」という考えのもと、持論を展開していましたが、大事なことに気がついていませんでした。それはプロ棋士なら誰でも抱いている、アマチュアへの普及の心です。
たとえ自分が負けていたとしても、将棋ファンにテレビでの将棋を見てもらいたい。そんな考えも当然あるはずです。実際、佐藤慎一五段が2014年、ブログでですがNHK杯に出場することを告知していました。その結果は敗戦でしたが、このときもただ純粋にテレビ棋戦というものをファンに見てもらいたかったのだと思います。
また、若手棋士や女流棋士への配慮も足りませんでした。めったにチャンスがないテレビ棋戦だから、勝敗は別にして見てもらいたい。そういう気持ちがあるかもしれないのに、事前告知をするなとはあまりに無神経でした。
そしてこれまで前例はないと思いますが、対局者同士が互いに「見てもらいたい」と告知した場合は、私の主張はまったく無意味で無価値なものになります。
今回の記事は調査も思考も足りておらず、すべて不明、不徳のいたすところです。
囲碁将棋チャンネルからは返答をいただいていますが、もともとテレビ棋戦主宰社の意向を何より尊重すべきと思っていましたので、プロ棋士の皆様におかれましては今後も遠慮なくTwitter、ブログでの告知をしていただきたいと思います。
以上、私からの反省、謝罪文とさせていただきたく思います。今後はより慎重に記事を執筆していく所存です。